まだまだ寒い日が続いてますが、先日、お客様のムスカリの花が咲いた話を聞き、季節の移り変わりを実感します。早くも花粉で実感する方もいらっしゃるのでは?
コロナに花粉。体に入らないよう気をつけないといけないもの多いですが、他にも入ってこないよう気をつけないといけないものがあります。
今回は、その一例をご紹介します。
もう五年以上足のしびれに悩まされている
このお客様は症例でもご紹介しました。あらゆる治療を試し、一年半ブロック注射をしたが症状が改善されず、当院にきて症状が改善して大喜びいただいているお客様です。
痛み止めを飲む回数も劇的に減り症状も緩和しているものの、それでもたまに足首の辺りに痺れや痛みが出現することがあります。
病院に行ってもはっきりした原因がわからず、薬とリハビリを勧められるだけ、、、
こんな状態のお客様の多くは、必ず足首や膝・股関節などの周囲が硬く、そして厚くなっています。
こんな状態のキッカケには、冷えや疲れ、筋力の低下や使い過ぎなど様々あります。
ぎっくり腰や五十肩・ムチウチのような急性な症状でも、慢性的な腰痛・肩こりでも、良くなったのにまた振り返すことは一般的に珍しくありません。
なぜなのでしょうか?
・そもそも根本的な症状が良くなっていないから
・実は、たまたま痛みやしびれが消えただけだから
・まだ、治癒の途中だから
理由は様々ですが、中医学では悪くなる理由として次の原因を考えます。
風寒湿の体内侵襲
風寒湿とは、外邪。 いわゆる邪気の事。
この邪気が外部から体内へ侵襲することで、筋腱と経絡の間に滞りが生じます。
この滞りは「水腫」として周辺組織に吸収されきれず残ったものが肥厚していきます。
痛則不通、通則不痛
「痛みがあれば通りが悪くなり、よく通ると痛みはなくなる」という意味です。
今回の場合は、
(長期の筋腱と経絡の不通)⇒(足首周りが滞りやすい)+(寒邪)=(足の痛み・しびれの再発)
この流れになった可能性が考えられます。
今回の施術で再び、足首の痛みや痺れは解消されました。
施術や足指の体操などで少しずつ「滞りの再発」を解消し、足首の通りを良くしていくことが必要です。
邪気や病気は昔から“鬼”に例えられてきました。節分の豆まきは家内安全を祈ると同時に無病息災も祈ることになります。もう立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きそうです。鬼(寒邪やコロナ)が体に入ってこないようしっかり防寒対策にも心がけてみでください。
東洋医学は美容と健康に役立つエッセンスの宝庫。
でも、東洋医学(主に中医学)は漢字ばかりで難しそうなイメージが・・・
このブログでは、そんな方にもわかりやすいように、学問としての東洋医学ではなく、
実際の治療現場で目にしたり・自分が経験した事例を元に、東洋医学をご紹介します。
(化粧品業界で13年、治療現場で12年の私個人の意見も含みます。)
きっと、あなたの美容や健康にお役立ていただけるはずです。
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